
ライバーとして活躍したいと考えている方にとって、ライバー求人への応募は第一歩です。しかし、求人内容や契約条件の不明点が後々のトラブルにつながる可能性もあります。信頼できる企業を選び、安心して活動を始めるためには、応募前の確認が欠かせません。本記事では、ライバー求人を選ぶ際に注意すべきポイントなどを解説します。
ライバー求人の基本情報
ライバー配信の求人とは、ライブ配信を行うライバーや、ライバーを支えるスタッフを募集するものです。ライバーとして活動したい場合は、配信活動を業務内容とする求人に応募する必要があります。
また、ライバーの求人には、主に雇用形態と報酬体系についての情報が記載されているはずです。雇用形態と報酬体系を事前にしっかり理解しておくと、活動をスムーズに始められます。以下の2点については、とくにしっかりと確認しておいてください。
雇用形態について
ライバーとしての雇用形態は、アルバイト契約や業務委託契約が一般的です。まず、アルバイトの場合、時給制や日給制が採用される場合が多く、一定の収入が保証される点が特徴です。しかし、働ける時間や勤務日数に制限が設けられている場合があるため、自分のライフスタイルに合っているか確認しましょう。
次に、業務委託の場合、収入が歩合制(配信時間やリスナーからのギフト収益に応じて報酬が支払われる)となるケースが一般的です。自由度が高い反面、収入が安定しない可能性があるため、目標設定や自己管理が求められます。
給与体系について
ライバーの報酬は、固定給と歩合給を組み合わせた形態が多いですが、契約内容によっては完全歩合制のみの場合もあります。具体的には報酬の支払い方法報酬額の算出基準などを、あらかじめしっかりと確認しておきましょう。具体的な給与体系を把握しておけば、実際に配信を始めた後のミスマッチを防げます。
怪しいライバー求人の見分け方
ライバーとして活動することを目指す人にとって、求人情報は重要な判断材料です。しかし、なかには誇張された内容や不明確な条件が記載された求人も存在します。思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、しっかりと確認しなければなりません。
誇張された表現に惑わされないように
ライバー求人のなかには「月収〇万円保証」や「初心者でもすぐに有名ライバーに」といった派手な表現が使われたものがあります。しかし、派手な文言の多くは応募者を引きつけるための誇張であるため、実現するには相当な努力や条件が必要であるケースがほとんどです。
とくに、収入保証があまりにも高額に見える場合は、具体的な条件を確認する必要があります。求人の内容に信頼性があるか慎重に判断しましょう。
給与体系に矛盾がある場合は再確認
ライバー求人のなかには、給与体系に一貫性がないものも存在します。たとえば、業務委託契約でありながら時給〇〇円と記載されている場合、本来の契約形態と矛盾している可能性があります。
業務委託契約は成果報酬制が一般的で、働いた時間に対する固定給(時給)は基本的に適用されません。もし、求人情報に矛盾点が見られる場合、企業の信頼性や契約内容をより詳しく確認する必要があります。
求人経由での所属は避けるべき?
求人媒体での募集を行う事務所がすべて悪いわけではありませんが、条件やサポート内容が整っていない事務所も含まれている可能性があるため、慎重な確認が必要です。とくに求人サイトでライバーを広く募集している事務所には慎重になるべきです。
有名事務所は求人媒体を利用しないことが一般的
多くの有名ライバー事務所は、求人サイトや一般的な求人媒体を通じてライバーを募集するのは少ない傾向にあります。なぜなら、有名事務所ほどブランド力があり、ライバー志望者が直接応募してくるケースが多いためです。また、公式ホームページやSNSを通じて募集情報を公開するのが主流となっています。
志望する事務所には公式窓口から直接応募を
もし、特定の事務所や環境に魅力を感じている場合は、公式ホームページや公式SNSを通じて直接応募するのが賢明です。公式窓口から応募すれば、正確な情報をもとに応募プロセスを進められるだけでなく、事務所側の信頼性も確認しやすくなります。
そもそもオーディション形式が主流となっている
多くの信頼できるライバー事務所では、一般的な求人ではなく、オーディション形式で所属ライバーを選抜しています。
オーディションを行うのは、単に応募者を集めるだけでなく、ライバーとしての適性や将来的な可能性をしっかりと見極めたいという意図があるためです。
オーディション形式での募集は、事務所側がライバーに対して真剣に向き合う姿勢を表しています。
まとめ
ライバーとしての第一歩を踏み出すには、信頼できる事務所や環境を選ぶのが何よりも重要です。求人情報を通じてでもライバー活動を始められますが、応募する前に必ず条件や内容をしっかり確認し、誇張表現や給与体系の矛盾に注意しましょう。また、有名事務所は求人媒体を利用せず、公式サイトやオーディションを通じてライバーを募集することが多い点も覚えておくべきです。自分の希望に合った事務所を選び、長期的に安心して活動を続けるためにも、慎重な判断が求められます。