ライバー収入の確定申告はいくらから?やり方や経費で落とせるものを紹介

公開日:2023/06/30 最終更新日:2025/09/24

ライバーで収入を得たときに気になるのが確定申告。とくにはじめて確定申告する場合、どうやって申告をすればいいか悩むものです。また、確定申告に必要な収入のボーダーラインもわからない方が多くいるのではないでしょうか。この記事では、ライバーの確定申告をご紹介します。また、経費で落とせるものも解説しますので、参考にしてください。

ライバーも確定申告すべき?

結論からいいますと、ライバーで収入がある場合は確定申告が必要です。企業で働いている方は、年末になると年末調整を出します。年末調整は、働く人に代わって会社が所得税額を精算してくれます。

しかし、個人で得た収入は年末調整ではなく、確定申告で所得税を計算して税務署に提出します。そのため、個人で活動するライバーは、自分で確定申告をする必要があるのです

ただ、事務所に所属するライバーの場合、事務所が税務署を紹介してくれたり、確定申告を行なってくれたりする場合があります。

確定申告しない場合は?

無申告加算税が課され、納付額に対して50万円までであれば15%、50万円を超えると20%の金額が上乗せされます。また、確定申告の納期を過ぎてから申告した場合は、遅延税が発生しますので、納期内に申告するようにしましょう。

確定申告が必要な条件とは

原則、ライバーも必要ですが、場合によっては確定申告が不要なケースもあります。ライバーの本業・副業・かけもちによって異なりますので、それぞれ順に見ていきましょう。

本業

ライバーを本職にしている方は、年間所得が48万円を超えると確定申告が必要です

所得は収入から経費を差し引いたことであり、その年の1月1日〜12月31日までが当てはまります。

また、1,000万円を超える収入になった場合、消費税の納税義務も発生します

副業

会社で働きながら、副業としてライバー収入を得ている方は、年間所得20万円を超えた場合に確定申告が必要です

年間所得20万円は、副業での収入のみです。20万円以下であれば不要ですが、ふるさと納税の利用を考えている方は確定申告が必要になります。

アルバイトやパートとかけもちをしている人は?

アルバイトやパートで働きながらライバーをかけもちしている方は、ライバーでの年間所得が20万円を超えた場合、確定申告をしましょう

青色申告について

確定申告には白色申告・青色申告があります。大きな違いは控除です。

青色申告はさまざまな帳簿が必要になりますが、55万円または65万円の控除を受けられます。基本的には55万円の控除ですが、電子申告とそのほかの条件を満たすと、65万円の控除が可能です。

一方で白色申告には税金面での優遇がほとんどないため、ライバーで安定した収入がある方は青色申告の方が得する場合もあります。

ライバーの確定申告の手続き方法

ライバーとして確定申告する場合、どのような手順で手続きを進めるのでしょうか。ここでは、確定申告に必要なもの・手続きの順番について解説します。

確定申告に必要なものを揃える

まずは確定申告に必要なものを揃えましょう。必要な類は確定申告書・収支内訳書または青色申告決済書です

確定申告書についてはネットからダウンロードができます。収支内訳書または青色申告決済書は、所得を申告する際に必要なものです。収支内訳書は白色申告、青色申告決済書は青色申告を揃えて提出します。

そのほか必要なものとして、源泉徴収・金融機関の口座・マイナンバーカード・経費の領収書・レシートなどです。マイナンバーについては、確定申告の方法によって求められます。

経費が認められるもの

なんでも経費にすることはできません。ライバーの場合、撮影・照明機材、衣装、メイクなどは経費にすることが可能です

また、配信に使うアイテムや交通費なども当てはまります。ロケ配信をする場合の旅費も経費として認められるので、旅費などの領収書やレシートは残しておきましょう。

さらに家賃や通信費も経費にできますが、すべてではなくライバー配信で使った部分のみ経費に落とせます

少し計算が複雑になりますので、算出がわからない場合は税務署へ問い合わせるとよいでしょう。

確定申告の作成

準備した書類などをもとに確定申告書を作成します。自分で記入する方法とネットで入力する方法があります。

ネットで確定申告書を作成できるe-taxであれば、順番どおりに入力していくだけなので、はじめて確定申告する方も取り組みやすいでしょう。

また、確定申告書に記入する際、やり方がわからないときは税務署への相談が可能です。

市町村によっては役所で確定申告の書き方をサポートする講座が開かれているところもあるので、記入方法に悩む方はそうしたサポートを活用しましょう。

確定申告の提出

確定申告書の作成を終えたら税務署または確定申告会場へ提出しましょう。税務署の場合、直接渡す・送付の2パターンを選べます。

ネットで確定申告書を作成した方は、ネットで提出も完了できます。確定申告後、納税します。コンビニや金融機関、税務署窓口などで納税できるので、自分のやりやすい方法で納付しましょう。

よくある質問

  • ライバーでも確定申告は必要ですか?
  • 個人で得た配信収入については、会社の年末調整では精算されないため、確定申告の対象となるケースが一般的です。所属事務所によっては、税務相談の案内や申告サポートがある例も見受けられるため、契約時の案内を確認しておくと安心です。
  • 申告が必要になるボーダーはどのくらいですか?(本業/副業/かけもち)
  • 目安として、本業のライバーは「年間所得(収入-経費)が48万円超」、会社員の副業やアルバイト等とかけもちの場合は「副業分の年間所得が20万円超」で申告が必要になるとされています。なお、収入規模が大きくなり年間で1,000万円を超える場合は、消費税の納税義務が発生するケースもあるため、所轄へ確認しておくとよいでしょう。
  • 青色申告と白色申告は何が違いますか?
  • 大きくは控除額と帳簿要件が異なると説明されます。青色申告は帳簿付け等の条件を満たせば「55万円(電子申告等の条件を満たすと65万円)」の控除が見込める一方、白色申告は税制上の優遇が限定的です。配信収入が一定以上あり、記帳が可能であれば、青色申告を検討する価値があると考えられます。
  • 経費として認められやすいものは何ですか?
  • 目的に合致する範囲で、撮影・照明機材、マイク等の配信機材、衣装・メイク、配信用の小物、交通費やロケ配信の旅費などが挙げられます。自宅の家賃や通信費は、配信に使用した割合のみ按分計上するのが一般的です。いずれも「必要性が説明できるか」「領収書・レシート等の保存」がポイントになります。
  • 申告の進め方と、期限を過ぎた場合の扱いは?
  • 概ね、①必要書類の準備(確定申告書/収支内訳書または青色申告決算書、源泉徴収関係、口座情報、マイナンバー、経費証憑)→②申告書作成(手書きまたはe-Tax)→③提出(税務署持参・郵送・オンライン)→④納付(金融機関・コンビニ・窓口等)という流れです。提出が遅れたり未申告のままですと、無申告加算税(納付額50万円まで15%、超過分20%)や延滞税が加算される取り扱いがあるため、期限内手続きが無難です。迷う点は税務署や各自治体の相談窓口、税理士への相談を活用すると進めやすくなります。

まとめ

ライバーを本業としている方は年間所得48万円以上、副業・かけもちの方は年間所得20万円以上の場合、確定申告が必要になります。はじめて確定申告する方にとっては、見慣れない文字や難しい計算に戸惑いを感じるかもしれません。

ひとりで確定申告書の作成が不安な方は、税務署や確定申告会場、税理士などに相談しましょう。また、ネットでの作成だと、画面の順に従って入力するだけなので、比較的手軽に作成することが可能です。

 

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