最近では、本業の他に収入を得るための副業を行っている方も多く、手軽に始められるライバーが注目されています。しかし、ライダーについてはまだよく知らない方も多いようです。そこで今回は、ライバーを副業とするメリットや注意点、副業を会社に知られないためにポイントを紹介します。ライバーに興味のある方はぜひご覧ください。
ライバーは副業におすすめ?その理由とは
ライブ配信で収入を得る方法としては、YouTubeがよく知られています。しかしYouTube配信の場合は、編集技術やある程度の機材を必要とすることが多く、思い立ったらすぐに始められるものではありません。
その点ライバーは、とても気軽に始められます。具体的なメリットやおすすめポイントについて詳しく解説します。
必要なのは携帯だけ!自宅ですぐに始められる
ライバーの最も大きなおすすめポイントは、携帯1台あればできるという点です。たいていの副業は、一般的な仕事のように、面接や研修を受けます。
自宅でできる仕事でも、ある程度の準備期間が必要な場合が多いのですが、ライバーは、「今からやる」と決めれば、携帯で配信サービスに登録し、本当にすぐにでも始められます。
資格や特技は不要
ライバーの仕事は話すことです。ユーザーからのコメントを受けてコミュニケーションを取ったり、テーマを設けて発信したりという活動が主な仕事となります。
とくに、話し好きの方や聞き上手な方にはぴったりの副業といえます。
短期間で収入が得られる
ライバーの収入は、YouTubeのように広告料ではありません。リアルタイムで配信をして、ユーザーが配信を気に入ったら、数十円から選べるギフトを購入し、ライバーに投げ銭をします。この投げ銭がライバーの収入になります。
配信歴は関係なく、配信内容がよければ、一気に人気が出て、収入アップを狙えます。人気が低いうちは、あまり収入が得られないかもしれませんが、時給換算すれば、ほかの副業よりもずっと効率がよい仕事といえるでしょう。
ライバーになると会社にばれる?
人気ライバーとまではいかなくても、ある程度稼げるようになると気になるのが、会社にバレないかということです。副業がなぜバレるのか、その理由を探ってみましょう。
住民税の額でバレる
住民税は、前年の収入に対して税額が決まります。ライバーの収入があれば、その分も含めて計算されてしまうため、給与収入で予測される住民税よりも高くなる場合があります。
住民税の報告は、一番収入の多い場所に報告されるので、住民税が高くなっていることが会社側にもわかってしまい、その結果副業をしていることがバレます。
社会保険料の額でバレる
副業の収入が多くなってくると、社会保険への加入が必要となります。
社会保険は複数の職場での加入ができないため、「被保険者所属選択届・二以上事業所勤務届」を提出し、本業の給与との合算をしなければなりません。そうなると、必然的に、会社に副業がバレてしまいます。
年末調整の時にバレる
会社にお勤めの場合、年末になると年末調整の書類を提出しなければなりません。
その際、「給与所得者の基礎控除申告書」を記入しますが、そこには副業の収入も合計しなければならないので、やはりこの場合もバレてしまいます。
そこで、副業分は確定申告をして、年末調整は本業のみの記入にするという方法があります。確定申告については、次の章で述べます。
ライバーを副業にするときの注意点とは?
副業として始めやすいライバーですが、手軽なだけに注意も必要です。ライバーとしてスムーズな活動を行うため、また会社にバレないようにするためのポイントを紹介します。
顔バレさせない
ライバーは顔出し配信をすることが多く、不特定多数のユーザーがいるので、会社関係の人が見ていないとは限りません。
顔出しをしたくない場合は、アバターを使う方法や、ラジオ配信ができるサービスを選ぶという方法があります。ただし、顔出しをしない配信でも、絶対にバレないとはいえないということは覚えておいてください。
住民税は普通徴税に
住民税を給与からの天引きにしておくと、副業が会社にバレやすいのですが、これを防ぐには、自分で住民税を納付する「普通徴収」に変更するという方法があります。
納付方法は、確定申告書第二表の下にある「住民税・事業税に関する事項」で、自分が納付というところに丸を付けるだけです。
確定申告を行う
副業の所得が20万円以上になると、確定申告が必要となります。もし申告しない場合は罰則がありますので、必ず申告してください。
所得が20万円以下でも年末調整をしない場合は、確定申告をしましょう。
ライバー活動における経費を計上する
確定申告をするには、ライバー活動で得た収入から、必要経費を差し引いた所得額を明確にしなければなりません。そのため、ライバーとして活動するためにかかった経費の計上をします。
ライブ配信にかかった電気代や家賃、コラボ配信などにかかった人件費、交通費、衣装代などがそれにあたります。経費をきちんと計上することで節税対策にもなりますので、領収証やレシートはしっかりと残しておきましょう。
まとめ
手軽なライブ配信ができるうえ、副業としての収入も得られるライバーは、これからもっと多くの人が携わることになるでしょう。しかし、副業として行う場合、会社にバレる危険性は常にあります。また、最悪の場合、会社を解雇されることもあり得ます。副業としてライバーを行うなら、まずは副業がOKかどうか、会社に確認することをおすすめします。そのうえで、思い切り楽しいライブ配信をユーザーに届けてください。
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