
噂を聞きつけ、そろそろライバーを始めようか、と思案中の人もいることでしょう。初めてのことにチャレンジする際には、成功例だけでなく、失敗例も知っておくことが肝心です。今回の記事では、判断材料として、稼げないライバーの特徴について解説します。稼ぐコツとあわせてチェックしてみてください。
稼げないライバーの特徴とは
ライバーとは何か、改めて説明すると、ライブ配信アプリを通じて、オンライン上のライブ配信によって収入を獲得している人のことを指します。同じく配信系のユーチューバーと異なり、少ない初期投資で済み、映像編集のノウハウがなくても気軽に始めやすいのが特徴です。
では、参考程度に稼げないライバーの傾向をおさえておきましょう。
ライブ配信の数が少なかったり、不定期だったりする
ライブ配信の回数が極端に少なかったり、不定期だったりするのは、稼げない理由の中でいちばん大きな要素です。
そもそもライバーの主な収入源は、リスナーからの投げ銭。興味をもってもらうためには、ライブ配信の積み重ねが必要です。充分な頻度がないと、収入が増えることもありません。
たとえば、いつ行ってもたいてい閉まっているスーパーで買い物したいとは思わないでしょう。
また、1回の配信時間が短すぎるのも困りものです。いわゆる尺にゆとりがないと、せっかく魅力があったとしても、リスナーにきちんと伝わりません。
最低限の基準となるのは2時間以上で、これを目安にライブ配信時間を調整するのがベストです。
リスナーとのコミュニケーションを大切にしない
次に、挙げておきたいのは、リスナーとのコミュニケーションを大切にしないことです。ライバーの醍醐味といえば、リアルタイムでのやりとりにほかなりません。
リスナーのことを無視して、一方的に話し込んだり、コメントを読まずに進めたりすれば、最初は関心を集めても、やがてそっぽを向かれるのが落ちです。
アイコンやプロフィールの内容が不親切
アイコンやプロフィールづくりに難があることも、稼げない理由のひとつに考えられます。
リスナーは、トップページのアイコン画像などから、そのとき気になったライバーを選ぶ場合がほとんどです。
たとえば、結婚マッチングアプリでも、外見がすぐにわかる画像と丁寧なプロフィールは必須。
ライバーも同様で、最初の第一印象でリスナーの心をつかむのが重要です。
ライバーはどれくらい稼げるの?
ライバーをやると、どれくらい稼げるのか、みなさんも大いに注目していることでしょう。
初心者ライバーのケースでは、月に多くても数万円程度がひとつの目安になります。主な収入源がほかにある人は、副業やお小遣い感覚で利用したほうがいいかもしれません。
中級クラスになると、額はぐっと増えて、月に8~80万円程度に上がります。もちろん、こまめな配信やリスナーとの円滑なコミュニケーション、巧みな自己アピールなどが欠かせません。
さらに、大手の配信アプリに在籍する人気ライバーの中には、月収1,000万円以上の人もいます。ライバー初挑戦を考えている人にとっては、憧れの的でしょう。
しかし、ほかのジャンルと同じように、成功者はひと握りです。最初からあまりに高い目標を設定すると、途中で挫折してしまうこともあります。
日々のライブ配信を重視しつつ、内容を改善し続けた先に、もしかするとトップライバーの道が開けるかもしれません。
ライバーとして稼ぐためのポイントとは?
最後に、どうすれば稼げるライバーになれるのか、ポイントを3つ整理しておきましょう。
毎日決まった時間に2時間以上の配信を欠かさない
ひとつ目は、毎日決まった時刻に2時間以上の配信を続けていくことです。顔を合わせる回数が増えれば、その分、親近感が湧いてくるもの。
リスナーにとっても、毎日、定刻通りにライブ配信してもらえると、スケジュールの都合もつきやすく、何よりもワクワク感がアップします。
ただひとつ気をつけたいのは、狙いとするリスナー層が好む時間帯を選ぶことです。
リスナーからの反応に丁寧にリアクションする
ふたつ目は、ライブ配信中、リスナーの反応や投げ銭に対して、そのつど積極的に関わっていくことがカギを握ります。
リスナーはライバーのリアクションを期待しているので、スルーしたり、冷たくあしらったりすると、当然ファンは増えません。
ライバーにしても、もともと未知なる人との交流を楽しみにしているはずですから、丁寧な返しを心がけるようにしましょう。
わかりやすいアイコンやプロフィール設定
3点目は、アイコンやプロフィールをわかりやすく、かつ、見栄えよく変えることです。ライブ配信のテーマがひと目でわかるのはもちろん、ほかのライバーとの差別化やリスナーの共感ポイントが備わっていると、さらに効果があります。加えて、覚えてもらうためにも、アイコンを頻繁に変更しないこともコツです。
よくある質問
- 稼げないライバーに見られやすい傾向はありますか?
- 配信回数が少ない、開始時刻が不定期、1回あたりの配信が短時間——といった運用は伸びづらい要因になりやすいと言われます。目安としては「2時間以上」を基準にする例も見られ、一定の尺を確保すると魅力が伝わりやすい、という見方があります。
- リスナーとのコミュニケーションはどの程度重要ですか?
- ライブ配信の価値は双方向性にあるとされます。コメントを拾わない・一方的に話す、といった進行は離脱につながりやすいという指摘があります。反応への丁寧なリアクションが、関係性の醸成に寄与しやすいと考えられます。
- アイコンやプロフィールは収益面にも影響しますか?
- 初見の入口として作用しやすく、選ばれる確率に影響するとの見方があります。顔や雰囲気が伝わる画像、配信テーマがひと目で分かる説明、差別化ポイントの明記などが有効とされ、覚えてもらうために頻繁に変更しない運用も一案です。
- 実際どのくらい稼げる人が多いのでしょうか?
- 目安として語られるレンジでは、初心者は数千円〜数万円、中級層は8〜80万円程度、人気層では80〜100万円前後という紹介もあります。ごく一部には月1,000万円超といった例も見聞きされますが、再現性には個人差が大きい、という前提で捉えられることが多いようです。
- 稼ぐための運用ポイントは何でしょう?
- 「毎日・同時刻・2時間以上」を習慣化する、想定リスナーが視聴しやすい時間帯を選ぶ、反応やギフトに丁寧に応じる、自己紹介・見せ方(アイコン/プロフィール)を磨く——といった基本が押さえどころとして挙げられます。加えて、配信内容の振り返りを継続し、小さな改善を積み重ねる姿勢がプラスに働きやすいと考えられます。
まとめ
ライバーはユーチューバーと違って、カジュアルに取り組めるのが大きな強みといえるでしょう。しかし、いくらイージーに始められるからといって、ある程度の高収入を得るのは簡単な話ではありません。
今回の記事では、残念な例を挙げながら、稼げるライバーの条件についても紹介しました。これからスタートするライバー生活を成功させるためにも、ぜひ本記事を参考にしてください。